天然素材「麻」の魅力 part.1

初夏らしい爽やかな陽気から、一転して梅雨入りになりそうな陽気。

日本の気候は「温暖湿潤気候」がほとんどなので、湿気やじめじめのなかでどうやって過ごしやすくしていくのか、その創意工夫=湿気対策は日本の文化でもあります。

日本では昔からの湿気対策として、身につけるものの素材として「麻」を長い間つかってきました。天然素材「麻」。その魅力を少しずつお伝えしたいと思います。

温暖で湿潤な日本の気候のなかで長い間人々に利用され続けてきた麻ですが、ぐらするーつが関わる生産者たちも天然素材である麻を利用したものづくりをしています。

麻素材の特徴として多くの方がまず思い描くのは独特のシャリ感ではないでしょうか。シャリ感があるからこその通気性は夏場の暑くて蒸す時期に涼感を与えてくれますが、麻繊維には本来的に「吸湿性」「速乾性」「放熱性」と夏場を快適過ごせる三要素を持っているのです。

吸湿性については綿の4倍もあり、汗と熱を吸い取りそれを放湿・放熱する機能にすぐれ・・・

日本の気候、特に夏場にあった素材といえますね。

ぐらするーつが関わる生産者たちも上記の写真のように麻の生地を織り上げて製品作りをしています。

実は日本でも一昔前までは上の写真と同じように麻の生地を織って様々な生活の中で活用していました。


この写真は手で麻の繊維を縒っているところ。


機械を使うことなく手作業だけで植物の繊維がこのような糸に仕上がっていきます。


その糸を使って製品化されたのがこの糸玉であり・・・


それを利用して編み上げたのがこの帽子!

ぐらするーつのオンラインショップでもこれらの帽子や糸玉を販売しています。ぜひチェックしてみて下さいね!